高耐久で安全な木材保護塗料選び

木材保護塗料の安全性はどこで判断するのか?

有害化学物質をブロックして長期に渡って木材を守る「ロハスコート」

  • 木材保護塗料ロハスコートについてのお問い合わせは下記にどうぞ。
  • ロハスコートは、耐候促進試験で2000時間をクリア(外装3回塗)
  • 内装ではシーラー無の2回仕上げになります、乾燥後は無臭になります。
  • 内装では有害化学物質の放散を抑える封止効果があるのでシックハウス対策として最適です。
  • 木材保護塗料の安全性の確認

     

    ふれあい広場001
    木材保護塗料に限らず、塗料の安全性はカタログでは分かりません。どのメーカーも自社の

     

    製品の安全性や耐久性を声高に、それらしく書き立てています。実際にある国産のゼロVOC

     

    塗料をアメリカの試験機関に持ち込んで試験をしようとしたところ、試験官が缶の蓋を開けた

     

    時点で、「ひどいスチレン臭がする、これがゼロVOCであるはずが無い!」と言って試験して

     

    もらえなかった事がありました。(そのくらいカタログは鵜呑みにできないのです。)

     

    ホルムアルデヒドのF☆☆☆☆規制対象外であった自然塗料にしても東京都が行った購買

     

    試験でF☆☆☆☆の製品からF☆☆レベルのホルムアルデヒドが検出され問題になりました。

     

    そこで

     

    安全性のチェック

     

    その1、公的な証明を確認する。(有れば確認したい。)

     

        シックハウスであればJSI A 1901 2003 の小型チャンバー試験を受けている場合。。

     

        この規格はシックハウスの為に作られたものですが、小型チャンバーによるガスクロマトグラフィー

     

        による試験の為、試験費用が高いのと極微量の化学物質でも検出されてしまうため試験結果

     

        を公表している製品は皆無だと聞いています。

     

        世界で一番厳しい安全性の証明は北米のSCSの規格になります、これはJIS A 1901より

     

        更に厳しい規格の上に毎年決められた試験機関での試験が義務付られています。

     

        ヨーロッパにも同様に厳しい規格があります、その認証が取得出来ているかを確認します。

     

        「その1」は費用もかかり、メーカーに取得の義務も無いのでかなり難しい可能性があります。

     

        ちなみにロハスコートのベースになっている塗料はSCSのインドア・アドバンテージ・ゴールドの

     

        認証が取れています。(アドバンテージ・ゴールドの取得は、公的に利用出来る。)

     

        カリフォルニア州では公共建築に使用する建材にこの認証を要求します。

     

    そこでもっと簡単に確認できる方法を探しました。

     

    その2、化学物質安全性データシートの確認(MSDS)

     

        化学物質や化学物質が含まれる原材料を使用した製品を安全に取り扱う為の情報になります。

     

        先ずはこれを入手しましょう。(製品によってはネットで入手出来る物もあります。)

     

        これは指定化学物質を取り扱っているすべての事業者が対象となっており、必要な情報の提供が

     

        義務付けられていますので、欲しいと言って直ぐに出て来ない製品は絶対使用しない方がいいで

     

        しょう。

     

        記載内容は16項目もあり、素人には理解不能の部分もありますが、

     

        「暴露防止及び保護措置」の項目だけはチェックして下さい。

     

        ここには製品を取り扱う上での注意事項が書かれています、含まれている有害化学物質に応じて

     

        必要な防護策が書かれています。この書類がユーザーの目に触れることはほとんどありません。

     

        建築のプロと呼ばれる方々でもじっくり目を通して吟味される方は少ないと思います。その理由

     

        の一つはMSDSにも抜け道があり1%未満の物質については記載の義務が無く、書類が形骸化

     

        していると知っているからかもしれません。・・・しかし、有害化学物質名は書かれていなくとも暴露

     

        対策には必要な対策が書かれているのです。メーカーは何か起こった場合に必要な対策が書か

     

        れていなければ責任が発生します。・・・だから本当の事が書かれている可能性が高いのです。

     

        カタログでは最上級の安全性を謳っている製品の場合でも暴露対策を見ると保護具として、

     

        「マスク、ゴーグル、手袋、エプロン」、中には「シャワー設備」「防毒マスク」と書かれていたりします。

     

        本当に安全な製品のMSDSには暴露対策の項目にいろいろな事項が書かれていないと言うこ

     

        とです。

     

        ちなみに安全な製品の暴露対策及び保護措置の保護具の項目の記載は・・・

     

        目の保護・・・・・・・・・特に必要がないがスプレイの場合メガネを着用した方がよい。

     

        皮膚の保護・・・・・・・特に必要がない。

     

        呼吸器系の保護・・・スプレイの場合、適切な保護マスクが望ましい。

     

        と書かれています。木材保護塗料に限らず、普通の塗料にも同じことが言えます。

     

        いつも使っている製品のMSDSをちょっと見てみましょう。

     

        ここをチェックするだけでかなり安全性が確保出来ます。

     

    余談になりますが、木材保護保持剤なる商品(ウッドロングエコ)があります、粉末を水に溶かして木材に塗る

     

    材料なのですが、粉末または水に溶かした状態では強酸性で危ないのですが、完全乾燥すると中性で無害

     

    となり長期に渡って木材を保護するという製品です。

     

    ダムでの使用実績もあり、製品の安全性について検査機関で調べた上で使用しているようです。メーカーが

     

    製品の組成について公表していないのでハッキリしたことは言えませんが、最近では住宅にも多く使われている

     

    様です。

     


     



    ホーム RSS購読 サイトマップ