有害化学物質をブロックして長期に渡って木材を守る「ロハスコート」
水性木材保護塗料
安全で高耐久な製品作りにはクリアすべき大きなハードルが沢山あります。
紫外線による塗膜のダメージは予想以上に大きく深刻です。化学染料を使用している
製品ではなかなか木材を守ることが難しいようです。使用している樹脂も強い物で無くて
は木材を保護出来ません。
外装用の塗料の促進耐候性試験の基準も米国は2000時間なのに国内では480時間と
1/4以下になっています。最近は1000時間をクリアする製品が出て来ましたが、それでも
半分といったところでしょうか。
日本で外装用木材保護塗料として売られている製品を米国に持ち込むと耐候性が試験
のデータが2000時間に達していないので外装用として販売することが出来ません。そんな
塗料ではあなたの大切な財産を守ることは出来ません、さらに使用している有害化学物質
の影響であなたやあなたの家族の健康が危険に曝されることになってしまうのです。
ゴールデンゲートブリッジやセーフコフィールドが普通の水性アクリル塗料で塗られている事を
ご存じですか?塗料の樹脂の研究については日本と欧米では10年くらい差がついてしまっ
ていると言われて久しいですが、なかなか追いつけない状況です。
暴露試験が始まって2〜3ヶ月で次々耐用限界である30%の塗膜劣化の製品が出る中で
変化を見せなかった製品の樹脂をベースに鉱物性の顔料で木目が見えるタイプの塗料を試作
して4ヶ月目から12ヶ月までの9ヶ月間試験に加えて経過を見て行きました。
ウォールナット色の試験板の9ヶ月後の欠損数値は2.1%という数値でした。
この結果を受けて基本設計はそのままに色ブレ等の問題をクリアして製品化されたのが
「ロハスコート」です。
原料の樹脂も顔料全て輸入品になりますが耐久性に優れたた木材保護塗料が完成しま
した。
今まではデータだけで実績が少なく皆様にご案内出来る状態ではありませんでしたが、
今回公共物件第一号の現場で実際に経年状況を確認の上、改修工事で、ロハスコート
を製品指定して頂けましたので、自信を持って皆様にお勧めすることにしました。
ロハスコートの公共物件第1号から実績を積み重ねて来ました。新設の県立高等学校、
市立幼稚園、小学校の校舎、市を代表する観光施設など多くの案件で採用されました。
富士山樹空の森
この現場は、ふれあい広場の状況が良いので設計変更でロハスコートが採用されました。
御殿場市西ふれあい広場
油性の木材保護塗料からロハスコートに塗り替えでした。油性の上に水性を塗ることが出来る
かどうかを目立たない所でチェックしてから採否を決めました。
当初、キシラデコール塗装は水性塗料を弾いてしまって塗れないのではないかと心配さ思れま
したが、水性塗料を弾くことなく問題なく塗ることが出来ました。